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大阪介護支援専門員協会 東淀川支部

東淀川支部では地域の主任介護支援専門員が中心となり、主に法定外研修の開催を行っています。
地域の医療関係者とのネットワークが充実している強みを生かし多職種連携のケアマネジメントの発展を意識した研修テーマを設定しています


東淀川支部の皆さんの声

「頑張りました地域での法定外研修」(副支部長 中田富美代さん)
毎回更新時、法定外研修を探すのですが、ホームページをみると近いところはすぐ一杯になり、遠いところで開催のところしかなく何回か遠いところまで足を運ぶしかありませんでした。探すのが容易でなく大変困っていました。
今回支部主催で開催しようと話があり支部役員全員で準備にかかりました。資料準備、参加者への連絡など初めてのことで大変でしたが、何とか開催までに至りました。当日もドキドキでしたがスムーズに進行することができ、講師の方々のお話も分かりやすく内容も充実していました。終了したときの安堵感は最高でした。
今後も地域のケアマネが困らないよう自分たちでできる法定外研修を増やしていければと思います。

「70才の手習い」 (役員 濱ア幾代さん)
コロナ禍の中、Zoomやリモートという言葉がニュースでさかんに言われるようになり、「ふ〜ん」と他人事のように聞いていましたが、ある日、支部長の村瀬さんからZoomで会議をしましょうと案内が
「エッ、何すんねん、スマホも電話とメールしか使われへんのに」
と思いましたが、このところ町走ってても他のケアマネの顔も見ることもないし、コロナに感染せんかと心配もありドキドキしたままでいるのもいややしナァ、と考えていました。
それで“よし”と腹を決めて村瀬さんが教えてくれた設定の所を押す、後は事務所の人たちに「次どこさわるん?」と教えてもらいながらさわってると村瀬さんの「いらっしゃい」の声が聞こえてきて「エッ」そうすると顔が見えて「うまくはいれてますよ」にホッ! 次から次へと参加者が増えて、村瀬さんが「〇〇さん声聞こえてませんヨ」とか「〇〇さん画像出てませんヨ」の呼びかけの中やっとみんなの顔が揃いました。
「出来へんの私だけやないんや」と安心した頃、久々に見る顔に喜び“ああ あの人こんな顔してたんやと懐かしく思ったりしました。一人一人の発言をしっかり受け止め意見を言うと言うのはどの会議でも同じだと思いますがZoomだと傍らにいない分発言の中味をより吟味出来るのかな、添付された文書や写真も見れたり、知らない世界に足を突っ込みました。とまるですっかりなれているようなことを言いましたが終わりますの合図のあとすぐスマホを切って帰り支度をしていると暗闇の中から「退室できてませんヨ〜」と不気味な声で「え〜退室ってどうするのぉ。もう帰りたいのに」と度々ありましたがこれで何回目かな、今では、Zoomでの会議や研修にも参加出来、私のような一人ケアマネも孤立感なく仕事出来ています。
今の時代Zoomやリモートでの会議で連帯感をもつと言うことが必須なのかなと70才を超えて思う今日この頃です。

「みんなちがってみんないい」(相談役 前田章子さん)
「訪問看護って使いにくいよな?近寄りがたいし怖いし」
私が少しだけケアマネジャーとして働いていた時に耳にした言葉でした。
その頃は訪問看護の経験のなかった私だったので、「へぇ、そんなもんなんだ。でも確かに単位数高いし、どんな事してくれるのか、どんな時に訪看さんに頼めばいいかってよくわからないもんなぁ。」と思ってました。実際、訪問看護師がどこまで何をしてくれるものなのか、医療処置や医療機器が必要な人以外は依頼するべきでないのかなぁと漠然と感じていたのです。
というのも、病院・クリニックでしか働いたことのなかった私には在宅の知識なんてゼロでしたから、ケアマネとして働くことはものすごく大変でした。とても必要な存在であるけれども、一人で抱えないといけない不安もありとても大変だったのです。だからこんなすごい仕事をしているケアマネジャーさんを私は仕事を辞めた後も本当に尊敬していたのです。私はこの後に訪問看護ステーションで働くことになったのですが、ここで初めてケアマネとして少しの経験が大いに役立つのです。そして、ケアマネとして働いていた時の訪問看護師のイメージに疑問をもつことになりました。訪問看護師って色んな使い方できる、もっと気軽に使ってもらいたい!でも、そもそも訪問看護の認知度が低い。訪問看護?訪問介護?って聞き直されることも多々あり。まずは訪問看護ってもの自体を知ってもらいたいなと思っていた時に、東淀川区へ異動となったのです。
・・・衝撃でした。東淀川という地域の積極的なこと。ケアマネさん同士はもちろん他職種同士も仲良し。顔の見える関係が築けているなあと。これに巻き込まれるしかないなと思いました。支部長は巻き込み力が半端なく、そして訪問看護をもっと広げたいと思ってくれている方だったので、私をこの支部の仲間にいれてくださいました。いろいろな活動にも参加させてもらったり、前に立ち訪問看護のことを話をする機会を作ってくれました。
中でも印象に残ったドクターとケアマネのトークライブ。食事しながら参加者と演者も意見を交し合う。こんなにも距離が近いイベントに拙いですがナビゲーターとして参加できた事は私には大きな財産となりました。今のコロナ渦の中では考えられない密な状況でした。しかし、密でなくても東淀川支部はこれでは終わりません。今もオンライン上で熱いやり取りが繰り広げられています。看護師だから、ケアマネだからそんなこと関係あるようでないようで、みんな個々を認め合うから本音が語れる。お互いの業種を尊敬できるこの素晴らしい関係がずっと続きますように。そして私も、自分たちの訪問看護ステーションってこんなに素敵だよ!だけでなく訪問看護ってこんなことできるんだよ!を伝えていきたいと思ってます。
「みんなちがって、みんないい」

「東淀川のケアマネとして」(支部会員 川口誠さん)
初任者研修から5年が過ぎ、更新研修の専門課程T、Uが無事に終了をし、少し介護保険の制度が分かりかけて来たなぁ〜と感じる日々。利用者様の困り事、抱えている問題に一緒になって考え、提案を少しの自信を持って行えるようになったのは東淀川での多職種との交流があり、わからない時や判断に困っている時に成功例をもとに助言をして頂ける環境で育ててもらえたからだと思う。一人ケアマネで利用者様の支援をしている時も、街中ですれ違った他の事業所のケアマネさんや支部長さんに支援での困り事などの相談を出来た事で、ケアマネを続けていられていると思う。今後は、自分に今まで支部長や他のケアマネさんが行ってくれていたように、初任者や困難事例などを抱えているケアマネさんがいれば、地域一体となって支援が出来るような環境づくりの一員になれるようにケアマネを続けていきたい。

他団体、関連機関の皆様からのメッセージ

弊会は本年で設立3年目を迎えましたが、大阪介護支援専門員協会東淀川区支部様から設立当初より地域リハビリテーションに対して心強いご理解と共感をいただいております。
これまでに、保険改正や地域動向等の情報共有、地域勉強会やワーキンググループへの誘掖といった地域連携への力添えのみならず、法定外研修への弊会会員講師派遣を通して多職種連携と職能啓発の機会を多数いただき、感謝に堪えません。
リハビリテーションの目的に、自立支援とQOL向上が掲げられることは、すなわち、地域とのつながりと専門的な支援の視点をもつ介護支援専門員という専門職との連携が必要不可欠です。コロナ禍にあっても積極的、前衛的に活動を進め、技能研鑽に邁進する大阪介護支援専門員協会東淀川区支部様の活動には、学ぶことが多く、要職としての力強さを感じざるを得ません。大阪介護支援専門員協会東淀川区支部をはじめとし、地域多団体との連携と切磋琢磨により、地域の皆様に貢献できることを誇りに思っております。

(東淀川区理学療法士会会長 柴垣信介さん)


介護支援専門員の役割は多岐にわたります。要介護者等のケアプランの作成は勿論、医療職をはじめとする多職種との連携・調整、利用者が安心して過ごすことができる地域づくり等求められる役割はとても大きいと感じています。
その専門的技能と資質向上のため、介護支援専門員協会東淀川支部は、個性の強いパワフルな支部長を中心に活発に活動をされています。 コロナ禍においても多職種との連携が途切れないよう、ICTの活用にいち早く取組み、ICT活用講習会の開催、主任介護支援専門員の法定外研修の実施、各種研修会はもとより関係機関とのネットワーク作りや情報提供等、東淀川区の地域包括ケアシステム構築の要として支部一丸となって取組んでおられます。
その活動に地域の介護支援専門員だけでなく医療職等も良い刺激を受け、地域包括ケアを我が事として考え、東淀川区はワンチームで成長できているのではないかと思います。
私も在宅医療・介護連携コーディネーターとして、多職種連携等に取組んでいますのでこれからも支部の皆さんと一緒に東淀川区が掲げている「住んで良かった、住み続けたい東淀川のまちづくり」に専門職として取組んでいきたいと思います。

(東淀川区在宅医療介護連携相談支援室 中畠ひとみさん)

ギャラリー

  東淀川支部の活動報告(3年間)

東淀川支部が主催、共催にて開催した研修活動は以下のとおりです。医師、看護師、薬剤師、リハビリテーション専門職などの地域の医療関係者の協力を大いに得て、地域の介護支援専門員の実践力アップを目指して研修を行っています。
令和2年度以降は新型コロナ禍のためweb研修中心のスタイルへ移行、また、支部で培ったweb研修開催のスキルやノウハウも広く関係者に共有しています。

※コロナ禍以前に行った法定外研修の様子

令和元年

  • 7月12日 法定外研修「多職種連携の共通言語としてのICF、生活機能向上につなげるケアマネジメントを学ぶ」(※生野区、東成区合同)
  • 11月21日 法定外研修「心不全とはなんですか?―疾患への理解を深め課題解決につなげるケアマネジメントを学ぶ」

令和2年度

  • 4月24日 「ウェブセミナーを体験しよう」
  • 5月2日 「新型コロナウイルス流行期における介護支援の重要ポイント」
  • 5月14日 「ストップ介護崩壊 東淀川支部と訪問介護連絡会の合同ウェブミーティング
  • 8月19日・9月23日 「ケアマネとして知っておきたい福祉用具/住宅改修」
  • 1月23日 法定外研修「介護支援専門員の家族支援とヤングケアラーについて考える」
  • 3月27日 法定外研修「薬剤師の在宅支援と介護支援専門員との連携の考え方と実際」
  • 3月27日 臨時セミナー「介護報酬改定主な事項説明会」

※ハイブリッド型web研修「オリヒメ母さんの生き方に学ぶ対人援助職の基本姿勢」より

令和3年度

  • 5月22日 法定外研修「オリヒメ母さんの生き方に学ぶ対人援助職の基本姿勢」
  • 6月4日 支部研修「zoomホスト研修エキスパート編」
  • 6月5日 支部研修「介護報酬改定セミナー 令和3年度介護報酬改定QAを読み解く」
  • 6月12日 法定外研修「口腔アセスメントと歯科医師との連携におけるケアマネジメントの展開」
  • 8月21日 法定外研修「「自宅で入浴する目標達成のための支援ができるようになろうーリハビリテーション専門職との連携から学ぶ」(※都島区、此花区合同)